2007年04月14日

遥洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」 職場の愚痴のむこうには

2007年4月14日(土)09:00

 「私の職場は保守的で、男女の古い価値観にとらわれていて働きにくい」といったメールを働く女性から時々いただく。そこには、掃除やお茶への期待という、古典的なキーワードが現代でもまだ登場する。

ロリポップならMovableType設置マニュアルも充実。

あなたも月々263円でブログデビューしてみよう!!



mixiを楽しみながら...!

自動で稼ぐブログ2【無料でできます】複数のブログが自動更新できます。さらにトラックバックします。

アダルトアフィリエイトで今すぐ稼ぐ!

これらをひとくくりで女性差別というのは簡単だが、では、その女性差別主義者が職場にいたとして、彼らと共に働くことは不可能だろうか。私の答えは「可能です」だ。

 だいたいが、自分も含めて古い価値観じゃない人ってどれくらいいるだろう。そして私の経験では、「僕は完璧に男女平等」と胸を張る男性の、なんと、一緒にいたくないタイプが多いことか。

 どうやらその人物が古いか新しいかではなく、古かろうが新しかろうが、好きな上司は好きだし、嫌な奴は嫌だ、ということに尽きないだろうか。

 私はタイプのまったく異なる二人の上司に仕えたことがある。上司といっても芸能界だから、メインタレントの男性とアシスタントの私という関係だったが。

 ひとりの上司は「女は若くて美人が一番」と豪語し、職場に愛人を呼び、打ち合わせはその愛人と手をつないで、という豪放磊落なタイプだった。アシスタントの私に対しても、ちょっと暗闇だと手を握ってきたりもした。

 今でいうと立派なセクハラだ。私が灰皿に気づかないと怒鳴りつけるような、そんな“古さ”だった。本番中もその態度は変わらず、古い価値観を放送でも思う存分主張した。しかし、コマーシャルのとき彼は私を叱った。

「もっとしっかり僕に反論せんか」

 彼は私もまた、彼とは異なる意見をしっかり主張することを要請したのだった。

 もうひとりの上司はまた違うタイプだった。どちらかというと誠実さが売りで、女性に反発されそうなことは公私共にいっさい口にしなかった。女性に優しいという意味で「僕はフェミニスト」と自負もしていて、どの女性に対しても紳士的で女性ファンが多かった。

 セクハラなどいっさいなく、時代の“新しさ”を走るタイプだった。しかし、その男性はアシスタントの私が本番中に発言することを嫌った。私は彼が上司である間、ひたすら寡黙で笑顔を絶やさない古典的な女になることに集中した。

 さて、この異なるタイプの二人の上司、どちらが女性差別主義者だといえるだろうか。

 皆さんはその判断をどこでしますか。

差別というものを、当人の痛みで判断するなら、私がより痛かったのは後者のほうだった。

 しかし、世間には明らかに前者のほうが女性差別主義者と認知されていて、本人もそれを自覚していた。そのせいで男性ファンも多かったくらいだ。

しかしその上司は私から“仕事する機会”を奪わなかった。それどころか、「ほら。俺はこんなに主張している。お前もせんか」と仕事する機会を与えてくれた。
後者は私にとっては“仕事する機会”を奪われたような感覚がある。

 もちろん番組はあるのだから仕事はあるのだけど、「黙って微笑んでいればいい。仕事はするな」というメッセージは、入社はできたものの「お茶入れてくれればいい。本気で仕事しようと思うな」の失望に近い。

 私にとっては、お茶を入れようが、手を握られようが、仕事の機会が与えられることのほうが数段嬉しかったのが正直なところだ。

 職場には異なる主張があっていい。男女の古い価値観の人がいたっていい。問題は、同調を求めるあまり、異なる主張に対し感情の乱れが生じることのほうだ。

 古い価値観の人も、新しいと自負する人も、そのどちらに合わせたところでどちらかにストレスが溜まる。さりとて異論を唱えると、唱えられたほうは感情が乱れ、角が立つ。

 そのどうしようもなさが働く男女の愚痴メールになるのではないか。

 互いに異質であることを共有できないものか。異質なのだから異論になるのは当然だ。

 そう思えたときに初めて、次のステージに進むことができるように思う。一丸となった組織や、まとまりのいい家族というのを私は信用しない。

 バラバラという健全もある。



posted by hlfn03 at 18:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介させていただきました
Posted by 無料 at 2008年01月24日 18:14
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。